260台できあがり!!

活動報告
タイでは新型コロナの感染状況は落ち着いてきています。
学校、商業施設の運営が再開され、マスク姿であることを除けば以前の社会風景が戻りつつあります。
マレットファンでは約2か月の自粛期間を経て6月より平常業務に戻っていましたが、主な事業であるワークショップやえほん展など、人と触れ合う活動となるとまだまだ再開のめどが立たず途方に暮れていました。

そんな中いただいたのが某大学からのダンボール面展台製作のご依頼でした。
当教育学部と地域行政の協働で、保育園、幼稚園に絵本コーナーを設置する読書推進プロジェクトを実施するとのことで、絵本の展示に面展台も併せて提供したいと私たちにご連絡をくださったのです。

ここまで多くの台数のご注文は初めてで期日までに間に合うかと不安もあったのですが、他に急ぎの仕事がない現状でスタッフ二人かかり切りで製作できることからお受けしました。
なにより人と触れ合う活動ができず暗澹としていた時期だっただけに自分たちにもできることがあることがとてもうれしく感じられました。

ご依頼から約3週間、段ボール工場や木材屋さん、ネジ屋さんから材料を揃え、一台一台、大切に製作し、本日260台すべて作り終えました!

子どもたちが絵本の表情を見くらべて、その時に見たい一冊を手にとる、そんな本との出会いを創るのが段ボール面展台であり、マレットファンが目指す読書推進の形です。
多くの園に素敵な出会いがひろがることを願いながら送りだします。

マレットファンの絵本事業は、日本の絵本研究家・加藤啓子さんの実践から生まれた手法・理念を学びタイにて展開しています。

日本での活動に関心のある方は、加藤さんのFBページをご覧くださいね。