オーナーのエーさんは、以前、児童書出版社の編集の仕事をしながら、バンコクで同店を営んでいました。
「星の王子さま」の翻訳者でもあり、児童書専門家として著名なエーさんの営む『小さな本屋』は20数年、出版関係者から一般の方まで広く認知されてきました。
5年前、エーさんが地元のソンクラーへと戻るに伴い、『小さな本屋』もこちらに引っ越してきたのだそうです。
この日、私たちが訪れたのは閉店ちかくの19時ごろ。店内には常連らしい男性2人の姿がありました。
本を探しながら、あれやこれやとエーさんに相談している様子は楽しげで、穏やかにうなずきながら応答するエーさんの存在が当県での本や子どもにかかわるネットワークの中心となっているといことに合点がいきました。
マレットファンがこれまでえほん展を開催してきたチェンライ、ランパーン(北部)やナコンシータマラート(南部)でも、発起人となるのは、地域で子どもの本屋さんを営む一般の方々でした。
地域の子どもたちにいい本を届けたい、親御さんたちがもっと簡単に絵本を探せるようにという想いのもと、各地の小さな本屋さんたちが奮闘しています。
小さな団体であるマレットファンは、こういう各地でがんばる「子どもにかかわるおとな」とつながり協働し、行政のサービスとしての読書推進事業を引き出していくことを長期的な目標としています。
「子どもにとって、児童書の物語に触れることは、人生における希望や光を感じる経験となる」
昨年のネット記事でのエーさんの言葉です。
(※タイ語https://thematter.co/entertainment/interview-with-a-little-bookk-shop/95673)
帰り際、来年は『小さな本屋』主催でえほん展を開催したいと、エーさんからご依頼をいただきました。
今回のえほん展で子どもたちや親子が本と出会う様子を目にし、来年も実施できればと考えてくださったとのことです。
児童書にかかわる人たちにとっての希望ともいえるエーさんのお店と協働ができること、とてもうれしく胸躍らせ、帰路につきました。
ได้ไปมาแล้ว...ร้านหนังสือเล็ก ๆ - ถนนยะหริ่ง สงขลา ソンクラーの『小さな本屋』さん(日本語は下部へ) ทีมเมล็ดฝัน...
มูลนิธิเมล็ดฝัน タイ公益法人『マレットファン(夢のたね)』さんの投稿 2020年12月20日日曜日